甲塚方墳
#44
九州最大級の規模を誇る長方形古墳
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甲塚方墳は6世紀の後半に築造された古墳ですが、最大の特徴は墳丘の形が長方形であるということです。
同じころの方墳は近畿地方の天皇陵や有力豪族の古墳に多く、大阪府用明天皇陵古墳(一辺約65m)・推古天皇陵古墳(長さ約100m・幅75m)奈良県石舞台古墳(一辺約53m、蘇我馬子の墓)などがあります。
当古墳に埋葬された人物は、旧仲津郡(行橋市・京都郡のほぼ南半分の地域)の首長であったと想像され、その人物は近畿地方と深い関わりをもっていたと考えられています。また、当古墳は町内で最大の古墳であるだけでなく、長方形の古墳としては、九州でも最大級の規模をほこるものです。